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AI物件分析の共有結果

長崎県長崎市泉1丁目

100/100 高リスク
価格
980万円
表面利回り
37.35%
築年数
33
構造
木造
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AI専門家会議

佐藤不動産
佐藤不動産
客付業者
見送り
長崎市泉 1棟アパート(12戸)の賃貸適正家賃評価

現況分析

本物件は築33年の木造12戸ワンルームアパートで、売主想定月額家賃は30.5万円(全戸合計)、すなわち1戸あたり約2.54万円です。

長崎市のSUUMO相場(一戸建てワンルーム:4.8万円、マンション・アパートワンルーム:5.0万円)と比較すると、この物件の適正家賃は明らかに過度に低く設定されています。売主の想定は、実現可能な市場相場を反映していません。

実際の入居需要と適正家賃

物件の強みは長崎大学文教キャンパス・病院勤務者向けの単身ニーズが存在することです。駅徒歩9分、ロフト付き、6帖以上の居室は大学生・若年勤労者に訴求力があります。

しかし築33年、木造、浄化槽という条件下では、新築プレミアムは適用されません。周辺競合物件(850万円29.92%利回り、800万円18.75%~26.31%利回り)の賃料実績を見ると、1戸あたり4.5~5.5万円の市場相場が形成されています。

適正月額家賃(全戸合計)= 4.8万円 × 12戸 = 57.6万円(下限)

結論

売主想定30.5万円は、市場相場の約53%の過少評価です。現在この利回りが成立しているなら、それは空室が大量に存在するか、著しく低い家賃で募集されている可能性が高い。土砂災害特別警戒区域というリスクもあり、入居付けは容易ではありません。
ポイント
  • • 1戸あたりの適正家賃は4.8~5.5万円が市場相場(売主想定2.54万円は半分以下)
  • • 全戸合計の適正家賃は月額57.6~66万円(売主想定30.5万円から88%の乖離)
  • • 土砂災害警戒区域のリスク+築古木造で、実際の入居付けは売主想定より困難
鈴木工務店
鈴木工務店
修繕業者
要注意
建物構造・耐震性・修繕リスクについて、専門領域のみで評価します。

構造と耐震評価
木造2階建て、1993年1月築(新耐震基準適合)。新耐震基準は満たしていますが、築33年経過した木造は経年劣化による柱・梁の腐朽、接合部の緩みが進行している時期です。構造体の詳細調査(特に土台・1階柱の腐朽、接合部の金物状況)が必須です。耐震補強が必要な場合、通常200~400万円程度かかります。

重大な物理的リスク
土砂災害特別警戒区域(急傾斜地の崩壊)に指定されています。これは建築基準法で構造制限される地域です。既存建物でも、将来リフォーム・大規模修繕時に基準適合が求められる可能性があります。擁壁が施工されている可能性が高く、擁壁の老朽化・亀裂調査が必須。擁壁改修費は100~300万円以上になる場合があります。また宅地造成工事規制区域でもあり、土地改変時の届け出・基準適合が必要です。

インフラ状況
都市ガス・公営水道で、浄化槽ではなくマシです。ただし給水引き込み・ガス引き込みの経年劣化確認は重要。配管更新には50~150万円程度。

東側接面道路が特定通路との記載があり、建築行為時に許可が必要です。既存建物でも大規模修繕・建替え時に影響します。

修繕優先度
最低限コースは雨漏り、木部腐朽補修、水道・ガス・電気の正常稼働確認です。フルコースは、耐震補強、擁壁点検・補修、全戸内装リフォーム(各室15~25万円×12戸)を含みます。
ポイント
  • 土砂災害特別警戒区域の規制が将来の大規模修繕・改修時にコスト上昇・工事制限をもたらす可能性
  • 木造33年経過、耐震補強と擁壁調査が最重要。判明次第200~400万円の追加費用想定
  • 特定通路接面により、建築関連の許可・基準適合が今後必要になるリスク
田中オーナー
田中オーナー
ベテラン大家
見送り
最終

収益性と現実のギャップが決定的に大きい。

売主提示の37.35%利回りは完全に無視すべき数字です。佐藤の指摘通り、実際の市場相場(ワンルーム4.8~5.0万円)と売主想定(1戸2.54万円)には約53%の乖離があります。

実質利回りは佐藤が提示した適正月額57.6万円ベースで再計算されるべきで、その場合実質利回りは54.00%(必須修繕費込み)から38.83%(最悪修繕費込み)に低下します。これでも一見良好ですが、鈴木の指摘する土砂災害特別警戒区域のリスクが致命的です。

土砂災害警戒区域は将来の大規模修繕・改修で構造制限が課される可能性があり、擁壁調査・改修費が200~300万円以上発生するリスクが高い。加えて木造33年経過で耐震補強も必須の可能性があり、修繕費が膨れる蓋然性が高い。

キャッシュフローも危機的です。 利回り54%では銀行融資金利(現在3~4%)を大きく上回りますが、残存耐用年数がゼロで融資期間は最大5年。短期返済で毎月のCFは赤字になる可能性が高い。

出口戦略も悲観的。 5年後に売却する際、買い手は同じく土砂災害警戒区域・築38年の老朽木造を評価します。現在の築古一棟相場(800~900万円・利回り18~26%)を踏まえると、値下がりは確実。
ポイント
  • • 実質利回りは54~38%だが、土砂災害警戒区域の大規模修繕リスクで実現困難
  • • 短期融資による毎月CF赤字の蓋然性が高い
  • • 築古木造の出口戦略が成立せず、売却時に損失確定の可能性

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